14年振りの再演。 木村光一さんが退き、井上ひさしさんが亡くなり、宇野誠一郎さんもこの世を去られて以降、初めての上演になる。初めに書いてしまうが、私は井上戯曲を多分三分の一くらい観ている(回数じゃなくて本数として)。その中でもこの『イーハトー…
ここ二年余り舞台から足が遠ざかっていたが、久々にこまつ座の芝居を観に行った。『ブンとフン』という無類に面白い小説は初版当時に読んでいて、つぎつぎ繰り出されるダジャレや調子のいい歌(音楽はないけれど、読んでいるだけでリズムが浮かんで来るよう…
長かったが退屈はしなかった。
マンガが原作だからという開き直り(?)の遊び心が満載で楽しめた。後編への伏線もしっかり。 それにしても玉木宏だ。テレビシリーズの初期では目を覆いたくなるほどの指揮者ぶりだったが、回を追うごとにどんどん様になって来て、今回の演奏シーン(指揮、…
年末に観に行ったら、満席で入れなかった映画のリベンジ(?)鑑賞。 何かの映画で予告編を見て面白そうだと思い、帰りに行きつけの本屋で原作本を見つけて購入。それも中々に面白かったので、本編を見たいと思っていた。水曜日はレディースデイで、70席余り…
今年最初の映画鑑賞であった。 腐海で王蟲でイバラードで獣王星でパーンの竜騎士で小さな巨人でダンスウィズウルブスでエイリアンでプラトーンで、ああ、他にもなんかあったなあ。色々なイメージの貼雑帳のような娯楽作品。あれを「全くのオリジナル」と明言…
5回目
歌
4回観た。明後日までにもう一度観られるだろうか。 マイケル・ジャクソンが死の直前まで準備をしていたコンサートのメイキングであると同時に、実現されなかったコンサートの映像上での再現でもある。 1度は観ておかないとという思いだったのだが、劇場で…
エド・はるみ主演の音楽劇(というか)。詳しい事はまたあとで書くと思うけど、とても感じのいい舞台だった。こういう感想はあの話に対してはちょっと的外れだが、やはり全体の印象は、感じのいい、品のある、可愛らしいもので、これはエド・はるみの資質に…
ようやく
よかった。
観る予定の人は読まないでね、な「私の中のあなた」ネタバレ注意。 試写会に行ってきた。 「泣ける」とか「感動」がキーワードのアメリカ映画で、アンケートにも「どの場面で一番泣きましたか?」「どのシーンに感動しましたか?」みたいな項目が並んでいる…
見に行ったのは数日前なんだが…。えーと、大人のための無国籍メルヘンともいうべき音楽劇。 職業安定所に勤める主人公は相談者からの相談を受けているうちに相手の立場になりきってしまい、窓ふきとしても、三段跳びの選手としても、眼鏡作り職人としても、…
エコー劇場に行くのは初めてだ。 以前のテアトル・エコーにはそれなりの回数通ったものの、劇場が移転した頃と私が芝居を見なくなった時期が重なっていて、以来、とんとご縁がなかった。こけら落とし公演は『表裏源内蛙合戦』だったはずだ。それを見逃したの…
う
「読んでから観るか、観てから読むか」は原作つき映画のコピーとして最早古典だけれど、このシリーズに関しては、私には「読んでから観る」選択肢はない。某騎士団が活躍した辺りから、原作に興味を失くしてしまったのだ。 それゆえに、原作と引き比べること…
建物がなくなる前に、もう一度行ってみたかったので、演目はそんなに気にしてなかったと言うとそれは嘘なんだけど。
こうして仮エントリーばかりがたまってゆく。
とりあえずエントリー…プラグ、なんちって。
俳優によるコント、或いはショートショート。
(仮)
じょうしゅうのかぜ
二日続けて芝居見物。詳細は後ほど。
17時開演20時07分閉幕。うち25分が休憩、30分が暗転。 このブログを読んでおいでの方にはご承知だろうが、私の観劇傾向は井上ひさし作品に特化している。それにはそれなりの理由と歴史があるけれど、まあ要は水準の高さを信用しているということだ。演劇とい…
言わずと知れた渡辺美佐子の一人芝居。 初演当時、チケットを手に入れてありながら観に行けなかった。以来機会を逃し続け、今回のこれを逃したら、この舞台も木村光一の演出も本当に最後なんじゃないかという危機感をもってチケットを入手した。
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新しい新宿ピカデリーの何が嫌だって、あの椅子だ。 あの椅子を選んだ人たちは、本当にあれに実際に座って映画を観てないに違いない。 座面と肘掛けはともかく、あの背もたれは最悪だと思う。
井上ひさしの新作は遅れる、という伝説が出来上がったのは故ない事ではない。初日が遅れて劇場やスタッフ・キャストの都合から3日間しか上演できなかったとか、急遽他の小屋を抑えてそちらに移動したとか、どうしても出来上がらずに舞台そのものが取りやめ…